TOMORROWLAND RECRUIT

アイデンティティを共有するフードカンパニーとの共創

トゥモローランドは世界中のさまざまなブランドの日本国内でのライセンス事業を展開している。その背景にあるのは世界中の素晴らしいブランドを垣根なく顧客に届けたいという想いと、ものづくりの会社として最高の商品を作り続けるための学びとしての側面の2つがある。最高の商品を届けるというトゥモローランドのミッションは何もアパレルに限った事ではない。アメリカのハンバーガーショップ『ベアバーガー』の日本進出プロジェクトはトゥモローランドがこれまで手がけてきたさまざまな海外ブランドとのコラボレーションのライフスタイル事業版として、スタートした。プロジェクトの始まりは2013年、オープンの2年前に遡る。ニューヨークで佐々木会長が家族と食べたベアバーガーの味に感銘を受け、日本でこの事業をやりたいと考えたことがきっかけだった。そしてニューヨークのベアバーガーチームとの打ち合わせを重ねるうちに、このブランドの味以外の本当の価値を次々と知る事となり、2015年トゥモローランド1号店が生まれたはじまりの地、自由が丘にベアバーガーの日本1号店がオープンすることとなった。プロジェクトを進めるにあたり、最も重要なポイントとなったのはベアバーガーの持つブランド価値を保持したまま、日本のマーケットにどうやって最適化させるかという点だったと、ベアバーガーのプロジェクトリーダー大塚は言う。
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「ニューヨークでの研修の中でベアバーガーというブランドのアイデンティティや商品開発、オペレーションに関する彼らのやり方、こだわりを学びました。その後日本に帰国しオープンの準備を進める中で、本国のやり方をそのままの形では実現できない部分が出てきました。食材の仕入れルートや、店舗の内装設計、各メニューの細かな調理方法など、日本独自のやり方を見つけなければいけないことが多々ありました。」それでも本国との細かなやり取りを繰り返し、相互に理解を深めることで意思の疎通を図り、日本のマーケットに最適な形を模索することができたと大塚は言う。
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本国との綿密なコミュニケーションを経て店の骨格が決まった後に、スタッフの採用とオペレーションフローの教育が始まった。本国と日本という国による文化の違いを乗り越えた後にプロジェクトチームを待っていたのはアパレルと飲食という業種による文化の違いだったとプロジェクトメンバー猪瀬は言う。
「これまではトゥモローランドの営業として生産から販売までのコストマネジメントを経験したことはありましたが、ベアバーガーでは仕入れ時の関税や光熱費などを含む、細かなコストマネジメントが必要でした。また、チームのスタッフたちは飲食業界でやってきた人たちなので、それぞれの文化の違いが感覚の部分で出てきて『何故?』って思ってしまうようなこともありました。」
そんなチーム内での感覚の擦り合わせも、とにかく話し合いを繰り返し、お互いの文化を理解することで1つのチームとしての答えを模索していった。さまざまなトゥモローランドとの相違点とひとつひとつ向き合う中で、見えて来た類似点もあると猪瀬は言う。
ニューヨークで人気のオーガニックハンバーガーショップとトゥモローランド、この一見交わらない2つの企業には「ものづくり」に体する姿勢という共通意識があった。
それはまさに佐々木会長が本プロジェクトを推し進めるに至った理由でもある。ベアバーガーの商品は素材の仕入れ先のひとつひとつにまで細かなこだわりがあり、それはトゥモローランドが掲げる最高の商品を届けるという目的を共有できるだけの高い水準にあった。品質が高く、環境に配慮された商品を作る。ベアバーガーのものづくりの意思はトゥモローランドのアイデンティティと交わり、日本という市場に最適な形にブラッシュアップされた。もう1つ、ベアバーガーとトゥモローランドの共通点に「目指すべき組織像」がある。トゥモローランドのフィロソフィーのひとつ「Small is possible.」小さな会社組織という理念はベアバーガーにも共通するものだった。組織の意思疎通をフラットにし、現場からも管理職からも忌憚のない意見を言い合える環境を作ることでベアバーガーは他社には真似できないスピード感のある経営ができているという。信頼し合えるチームメンバーと、最高を目指し徹底したクオリティ管理のもと、ものづくりを行う。ベアバーガーの日本出店をトゥモローランドが担う背景にはこうした2つの企業間で共有できるアイデンティティの融合を目指した必然であったと言える。
(2015年12月1日時点)
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