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仮説と検証
より良くなると信じて

渡邊 貴子

商品1部
2009年入社

Text and Edit / Yukiko Shinmura
Photo / Sho Ueda

好きだから、売りたい

店舗で働いている頃、ポテンシャルのある商品が埋もれていることがすごく気になっていました。ディストリビューション業務を任せてもらえるようになってからその気持ちはさらに強くなり、店舗ごとの売上、在庫、予算管理をしながら、どの商品がどこに陳列されて、どのように売れたのかというのを追いかけるようになったんです。

改善できる具体的な方法が見えてきたら、小さなことから抜本的なことまでとにかく実践。社内でつくっているモノの魅力を知っていたので、埋もれてしまう悔しさをバネにひたすら必死に取り組んでいたように思います。その気持ちは商品部にいる今も健在です。好きだからこそ、売り上げの数字にはひたすらこだわっています。

モノを通して人の温かさを知る

現在はオリジナルブランド、〈Ballsey〉〈TOMORROWLAND collection〉のMD(マーチャンダイジング)を兼任しています。1年かけて企画から販売までの道筋をつくっていくのですが、ただ商品を作るだけではなく、セクションを横断して販売促進の打ち出しの構想を練ったり、自社倉庫の在庫管理、アイテムによってはそこから自分たちで梱包をして商品を送り出すところまで関わります。

商品が出来上がるまでには各所との交渉、職人さんとのやりとり、他部署との調整などたくさんの人が介在するので紆余曲折もありますし、思いやりを感じる場面もたくさんあります。向き合うのはモノですが、人ありきの仕事ですね。

店舗スタッフの声がヒント

仮説と検証の結果にはかなりこだわっています。売れる仮説。どこを変えたら売り上げに影響するのか。魅力的な商品にするための改善点というのは、ほんの小さな変化だったりするんです。着丈を短くして新鮮な印象にしたり、季節に合わせて袖の長さを調整したり、素材の選び方を変えたり。そのヒントは、お店のスタッフの声から得ています。私自身が店頭にいたときに思っていたのと同様に、売り上げ傾向を一番実感できているのはお店のスタッフだからです。

希望していた数字に近づくことは、アイテムがそれだけ愛されているという指標。ファッションが好きだから、これからもその情熱を、仮説と検証に惜しみなく注ぎ込んでいきます。

渡邊 貴子(わたなべ たかこ)
商品1部
2009年入社

入社5年目より店舗と本社CR業務を兼務した後、商品部へ。シーズン立ち上がりのイメージ作りからはじまり、企画打ち合わせ、生地発注、ショップのVMD確認、販促プレス関連の打ち出し管理、在庫管理、売上管理に至るまで幅広く取り組む。